禁忌施設 その3

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2012.2.11
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禁忌施設 その3

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更正保護施設に入居する人たちは,既に刑期を全うし,
法的にはその責任を果たしている人たちといえます。

しかし,やはり「近所に(元)犯罪者が集まる」ことに
不安を感じるのはやむを得ないのかもしれません。


私が司法修習中に見学した更生保護施設でも,
建設計画段階で近隣住民の反対に遭い,
何度も協議の場がもたれたそうです。

施設側の担当者が施設の社会的意義を説明し,
最終的には同意を得ましたが,

「重大事件を犯した者や性犯罪者は入所させない」

との条件が付けられました。


最近は,このような条件を付けない限り同意が得られない場合が多く,
彼らを収容する施設の数が足りていないようです。



個人的な意見として,性犯罪については
生活環境の善し悪しと再犯に及ぶこととの間に
あまり関係性を感じません。

ただ,重大事件を犯した人たちについては,
生活環境が整っていないと,
再犯に及ぶ危険性が増大するものと考えます。
ですので,彼らに対しては充分な施設を用意し,
更正の契機を与えることが必要ではないでしょうか。


施設見学の際,更生保護施設の入居者が
近隣で犯罪に及ぶことはほとんどないと聞きました。
真実のほどは分かりませんが
私たちが思うほど,忌み嫌うべき施設ではないのかもしれません。


仮に,近所で建設計画が持ち上がったときには,
私も,もっと情報を収集し,
少なくと施設に対する偏見をなくした上で
再度考えていきたいと思います。
                                        (完)

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