8月4日(土)第6回高校生模擬裁判選手権開催 7

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2012.8.9
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8月4日(土)第6回高校生模擬裁判選手権開催 7

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 第6回高校生模擬裁判選手権開催 4にまとめた,湘南白百合学園高等学校が優れているポイントの続きです。

湘南白百合学園高等学校の優れているポイントその(3)
 尋問の際には「これから,この場面についてお聞きします。」と述べるなど,
 聴衆にとって,「何が問われて,何を立証したいのか。」を心がけた尋問が
 なされていること


 証人尋問や被告人質問は立証の柱にもなる大事なところですが,記録をよく読み込めば読み込むほどあれも聞きたい・これも聞きたいとなって,厳しい時間制限のある模擬裁判選手権では早口になったり,前提となる部分がおろそかになったりして,聴衆にはよくわからない尋問になりがちです。
 聴衆にとっては,尋問されている場面の情景が目に浮かぶことができないと,何が問われているのかよくわかりませんし,そうすると「なんのために聞いているのか。」ということも理解できなくなってしまいます。

 この点,尋問の際に,「これから,この場面についてお聞きします。」とゆっくりはっきり話してから始めると,聴衆はその情景が目に浮かび理解しやすくなりますし,「なんのためにこの尋問がなされているのか。」ということも理解しやすくなって話に聞き入ろうという気持ちになりやすくもなります。

 また,いくら有利な答えを引き出したり,相手の主張を弾劾できるような答えを引き出すことができたとしても,その供述が何について答えられたものかをよく理解してもらえなければ,なんら意味のないものになってしまいます。
 そのため,日時・場所といったおおざっぱな特定はもちろん,犯罪行為等が行われる直前の場面,まさに犯罪行為等が行われている場面,犯罪行為等がなされた直後,証人と被害者や被告人との距離といった細かい場面ごとに,丁寧に尋問を心がける必要があります。

 この点,湘南白百合学園高等学校の生徒さんたちの場合,どの場面のことが問われているのか,というのが聴衆にわかるように尋問がなされているのです。

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