第7回高校生模擬裁判選手権 3

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2013.8.19
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第7回高校生模擬裁判選手権 3

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 模擬裁判選手権における各試合の時間配分は以下のとおり。
 参加する高校生たちは,以下の時間配分を厳守しなければなりません。
 我々法曹関係者からすると,これほどまでに時間が限られた中で尋問することなど求められておらず,必要な事項はすべて質問できるのが基本なので,この時間配分は正直厳しすぎると思ってしまいます。
 あまり重要でないものは切り捨て,重要なポイントのみに絞ることが求められます。
 それには,なによりも事件のポイントを押さえることが重要!!
 その点,湘南白百合学園高等学校が優れている,だからこそ7連覇となっていることは,昨年のブログでも記載したとおりです。
 とはいえ,湘南白百合学園高等学校の生徒さんたちですら,ちょっと盛り込みすぎ,早口になってしまっているなと感じるときもありました(講評時にその旨の指摘もなされていました。)。

 
進行時間 担当 手続 時間
0:00 裁判官 開廷,冒頭手続 5分間
0:05 検察官 検察官冒頭陳述 5分間
0:10 弁護人 弁護人冒頭陳述 5分間
0:15 検察官 検察官請求証人尋問 15分間
0:30 弁護人 15分間
0:45 弁護人 被告人質問 15分間
1:00 検察官 15分間
1:15 論告・弁論検討時間 10分間
1:25 検察官 論告 10分間
1:35 弁護人 弁論 10分間
1:45 被告人 最終陳述 若干
裁判官 結審 若干

 今回の模擬裁判選手権の題材では,以下のようなストーリーとなっています。

 被告人の父で本件被害者である博は,家庭を顧みないで仕事に打ち込んでいたが,エリートであることを鼻にかけ,被告人を常に叱咤していた。
 他方,被告人の母・優子は被告人に対して優しかった。
 被告人は関西の大学を卒業後就職することができず,広島市の実家に戻ってフリーターのような生活をしていた。
 そのような被告人を,博はますます責め立てるようになっていた。
 そうしたころ,優子が亡くなり,博宅の隣人である見田奈々子に対し,被告人は優子が亡くなったのを父・博のせいだと思っているというような発言をしていた。
 その後,博はリストラに遭ったものの,その父(被告人の祖父)の遺産が手に入り,パチンコ三昧の生活となった。
 しかし,そうなってもなお博は被告人を責め立てることをやめなかった。
 被告人はそれに対して言い返すようなこともなく推移していたが,事件直前の時期には被告人が博に対して言い返すようになって激しい口論をする声を,たびたび見田奈々子は耳にしていた。
 そうしたことが続いたある日,買い物帰りに博宅の目の前を通った見田奈々子は,被告人が博に対して怒鳴りつける声を聞いた。
 その30分後くらいに,たまたま見田奈々子が博宅を訪れると,博が後頭部から血を流した状態で倒れており,被告人の姿は見えなかった。
 数日後,被告人は,従前通っていた関西の大学のそばのインターネット・カフェで逮捕された。

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