2 交通事故事件の相談をする際に持参していただきたい資料

*5 「交通事故証明書」 交通事故証明書には,以下の①~⑥の事項が記載されています。 ① 「事故照会番号」(○○署第○○○○号) ② 「発生日時」(平成○○年○○月○○日午○○時○○分ころ) ③ 「発生場所」(~付近路上等) ④ 「甲」・「乙」の別(「甲」欄に記載されているのが加害者,「乙」欄に記載されているのが被害者という扱いになっています。) ⑤ 「甲」・「乙」のそれぞれの「住所」・「氏名(フリガナ)」・「生年月日」・「車種」・「車両番号」・「自賠責保険関係」(加入の有無と加入保険会社名)及びその「証明書番号」・「事故時の状況」(運転,同乗(その場合の運転者名),歩行,その他の別) ⑥ 「事故類型」(人対車両,車両相互(正面衝突・側面衝突・出会い頭衝突・接触・その他),車両単独(転倒・路外逸脱・衝突・その他),踏切,不明・調査中の別) このうち,①の事故照会番号は,交通事故の刑事記録を検察庁から入手する際に必要になります。 ⑤のうち,車両番号が分かることで,弁護士に依頼すれば,弁護士法23条の2に基づく照会をおこなうことにより,加害車両についての「所有者の氏名又は名称」,「所有者の住所」,「使用者の氏名又は名称」,「使用者の住所」を調べることができます。 また,⑤のうち,自賠責保険加入会社と証明書番号が分かることで,自賠責保険の被害者請求が可能になります。 交通事故証明書は,交通事故の加害者や被害者,交通事故証明書の交付を受けることについて正当な利益のある方(損害賠償の請求権のある親族,保険金の受取人等)が申請でき(委任状があれば代理申請も認められています。),窓口に行けば即日発行もできることがあります。 交通事故証明書の申請方法等詳細については,自動車安全運転センターHP(http://www.jsdc.or.jp/index.html)をご覧下さい。